「月収100万円」なんて無意味?!確実に成果を出すための行動ベース目標設定法

「月収100万円」とか「年収1000万」とか、収入額を目標にする人って多いと思います。
中には「3年以内に年収1000万」とか、期限を設けている人もいるかもしれません。
でも実際、こういう目標を達成できる人ってどれくらいいるんでしょう?
僕の感覚では、ほとんどの人が達成できずに挫折してしまっているか、なかなか達成できずに四苦八苦しているのではないかと思います。
今回は、目標を立ててもなかなか達成できない、達成できた試しがないという人のために、僕が考えた「行動ベース目標設定法」というのをご紹介したいと思います。
目次
「月収100万円!」という目標の効果が薄い理由
「月収100万」という目標は、なぜ達成できないのか?
結論から言えば、達成のために取るべき具体的な行動が分からないからです。
例えば、現在月収20万円の人が月収100万円になろうとしたとして、具体的に何をすればいいのかイメージできなくないですか?
単純に考えれば今の5倍働けば実現できますが、1日8時間働いている人が5倍働こうとすれば1日に40時間働かなければなりません。
それなら、仕事の効率を上げればいいのでは? という話になりますが、現在の働き方のどこに無駄があるのか具体的に分かっている人ってほとんどいないと思います。だいたい分かっていればとっくの昔に改善してるでしょうしね。
つまり、「月収100万円」「年収1000万」というような目標は、とるべき具体的な行動が分からないため、達成しずらいのです。このような種類の目標を、ここでは「数値目標」と呼ぶことにします。
行動ベース目標設定法とは?
それでは、どのようにして目標を設定すればいいのか? といえば、それが今回ご紹介する「行動ベース目標設定法」です。
「行動ベース目標」とは、その名の通り“行動に基づいた”目標のこと(当たり前のように言っていますが、今僕が考えた言葉なので一般的な表現ではありません)。
例えば、「1ヶ月で30記事ブログを書く」とか「3か月で5サイト立ち上げる」というような目標です。
つまり、自分が行動しさえすれば達成できることを目標として設定するわけです。こういう目標であれば、自分以外の何かの影響を受ける心配はありません。自分さえ必死こけば達成できるのです。
ちょっと紛らわしいですが、「1ヶ月で5件契約をとる」というのは行動目標ではなく数値目標です。なぜなら、契約をするには相手が必要で、成約するかどうかは相手の意向が大きく関係するからです。
そのため、どれくらいの行動をすれば目標達成できるかイメージがつきませんよね? ですので、これは数値目標です。
- 数値目標の例
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- 月収100万円になる
- 年収1000万円になる
- 3年以内に月収100万円になる
- 1ヶ月で5件契約をとる
- 1ヶ月の売上を1000万にする
- 行動目標の例
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- 1ヶ月で30記事ブログを書く
- 3か月で5サイト立ち上げる
- 1ヶ月に20冊本を読む
- 1日に100件営業電話をかける
- 毎週2回メルマガを発行する
行動ベース目標設定法の流れ
行動ベース目標設定法の流れは、簡単に言うと以下のような感じです。
- 行動ベースで目標を設定する
- 行動目標に沿ってひたすら行動する
- 行動することでデータが集まってくる
- データが集まることで数値目標が行動目標に変化する(!)
それでは、順を追って説明していきたいと思います。
1.行動ベースで目標を設定する
まず、行動ベースで目標を設定します。
何度も言いますが、数値目標ではなく行動目標です。つまり、「行動しさえすれば達成できる」目標です。
いまいち分からないという場合は、その目標を達成するために自分がどんな行動をするかイメージしてみてください。そして、達成までの過程で自分以外の外的要因が影響することが分かれば、それは数値目標です。
さっき言った「契約〇件」みたいなやつですね。
2.設定した目標に沿ってひたすら行動
行動目標を設定したら、その達成のためにとにかく行動です。
行動目標の最大のメリットは、”行動さえすれば達成できる”という点です。
「契約をとる」や「月収100万円」という数値目標を達成する場合、少なからず運などの外的な要因が影響します。しかし行動目標であれば、達成できるか否かは自分次第です。
行動目標を設定する際のコツは、「ちょっとしんどそう」「もしかしたらできる(できない)かも」くらいのラインで設定することです。
あまりに現実的ではない目標(例えば1ヶ月に1000記事)はモチベーションにつながりません。十中八九「言っただけ」で終わります。
3.行動することで次第にデータが集まってくる
行動目標を設定して、その達成のために行動する。
そうすると何が起こるかというと、「データ」が集まってくるのです。
例えば、1ヶ月で30記事ブログを書いたとして、その月のPVはいくつだったとか、アドセンス収益はいくらだったとかですね。
その他にも、電話営業1日100件で成約数2件とか、メルマガ週2発行でアフィリエイト成約が月に10件とか、そんな感じです。
つまり、行動することであなただけの実用的なデータが手に入るわけです。
世の中には「平均的なCV(コンバージョン)率」とか「ブログPV100万でアドセンス月30万円」など、「一般的にこれくらい」というデータはあります。しかし、それはあくまでも一般的なもので、あなたにも当てはまるとは限りません。
実際僕も、一般的に言われている数値に比べてアドセンス収益がえらく低いという経験をしたことがあります。このように、一般的なデータと自分で取ったデータでは数値に違いがあることなんてザラです。
行動目標を設定しそれを達成するのは、そういった「生のデータ」を手に入れるためでもあるのです。
4.データが集まることで数値目標が行動目標に変化!
行動目標を達成することで、「生のデータ」、つまり「30記事書いて収益〇円」というデータが手に入ります。
そして、このデータをもとに「もう1ヶ月30記事書く」という新たな行動目標を設定します。これを続けていくと、どんなことが起こるのか?
高い確率で収益は伸びるでしょうし、1ヶ月ごとの「総記事数と収益額」「収益の伸び率」「アクセスを集める記事・集めない記事」「CV率のいい記事・よくない記事」などのデータが手に入ります。
それらのデータをかけ合わせていくことで、今度は
- どんな記事がアクセスを集めやすいのか
- どんな記事がCVしやすいのか?
- 何記事書けば収益はいくらになるのか?
- 更新期間どれくらいで収益いくらになるのか?
- 開設から何ヶ月目で収益が急激に伸びるのか?
- どんなカテゴリ―の記事がよく読まれているか?
- どこの設置したアドセンス広告がクリックされやすいのか?
- どんな商品がアフィリエイトしやすいのか?
など、さまざまなデータを洗い出すことができるようになるわけです。
ここで重要なのは、以前は数値目標だったものが、データがそろうことで行動目標に変化するということ。
上でも言いましたが、数値目標は具体的な行動予定が立てにくいため目標達成に外的要因が多いに影響します。しかしデータをもとに行動目標に変身させた「元・数値目標」は、達成までの過程を行動に落とし込めるのです。
例えば、「ブログ収益〇〇円」というのは、数値目標です。
しかし、行動目標を達成していくことで上で挙げたようなデータが手に入っていれば、「どんな記事をどれくらい書けばいいか?」という行動が見えてくるわけです。
行動がイメージできるということは、そのまま行動目標として設定できるということ。
あとはこれまでと同じように「行動さえすれば」目標を達成できるというわけです。
まとめ
以上、確実に成果を出すための行動ベース目標設定法でした。
行動ベース目標設定法のメリットは、手に入るデータが「自分専用」であるということ。
一般的・平均的なデータはネットでちょっと調べれば手に入りますが、それがそのままあなたに当てはまるとは限りません。
人間の能力はそれぞれで、得意・不得意もそれぞれです。得意なところに力を入れた方が成果が出しやすいのは当然ですが、一般的に出回っているデータをもとにしても、そこまでは見えてきません。
行動目標を達成することで手に入るデータは、文字通り「あなただけのデータ」です。他の人に役に立つとは限りませんが、あなたにとっては信頼性の高いデータなわけです。
それらのデータをもとに行動ベースで目標を設定していくことで、より効率的に成果を上げていくことができるわけです。
よかったら試してみてください。それでは!