JOURNAL クリエイティブとマーケティングの話

WordPressのループ外で投稿者の表示名を出力する方法

WordPressのループ内で投稿者の表示名を表示するのならget_the_authorthe_authorで取得できますが、ループ外の場合はひと工夫必要です。

WordPressのループ外で投稿者の表示名を出力する方法

PHP
<?php
	$author = get_userdata($post->post_author);
	echo $author->display_name;
?>

まずpost_authorで現在の投稿の投稿者(作成者)IDを取得し、get_userdataでその投稿者の情報を取得して$authorへ代入。

そして代入した投稿者情報の中からdisplay_nameを取り出して表示するという流れです。

なおdisplay_nameはWordPressダッシュボードの「ユーザー」にある「ブログ上の表示名」に設定してあるものを取得します。

「ループ外で」と書いていますが、別にループ内でも使えます。しかしループ内では上でも言ったようにget_the_authorやthe_authorが使えるため、あまり必要はないかと思います。

$post->で現在の投稿に関する情報を取り出せる

投稿者情報やカテゴリーなど、投稿にまつわる情報を取得するのには、一通りテンプレートタグがそろっているのでそれらを使えば大丈夫です。

しかし、ループ外だとそれらでは思うように取得できないことがあります。

そんなときには、「$post->~」というような形で、現在の投稿の情報を取得していけば大概のものはいけます。

「$post->~」で取得できるものは以下の通りです。

現実的にはあまりやることはないかもしれませんが、これを使えばループ外に投稿のタイトルや本文を表示することもできます。

PHP
$post = array(
  'ID'             => [ <投稿 ID> ] // 既存の投稿を更新する場合に指定。
  'post_content'   => [ <文字列> ] // 投稿の全文。
  'post_name'      => [ <文字列> ] // 投稿のスラッグ。
  'post_title'     => [ <文字列> ] // 投稿のタイトル。
  'post_status'    => [ 'draft' | 'publish' | 'pending'| 'future' | 'private' | 登録済みカスタムステータス ] // 公開ステータス。デフォルトは 'draft'。
  'post_type'      => [ 'post' | 'page' | 'link' | 'nav_menu_item' | カスタム投稿タイプ ] // 投稿タイプ。デフォルトは 'post'。
  'post_author'    => [ <ユーザー ID> ] // 作成者のユーザー ID。デフォルトはログイン中のユーザーの ID。
  'ping_status'    => [ 'closed' | 'open' ] // 'open' ならピンバック・トラックバックを許可。デフォルトはオプション 'default_ping_status' の値。
  'post_parent'    => [ <投稿 ID> ] // 親投稿の ID。デフォルトは 0。
  'menu_order'     => [ <順序値> ] // 固定ページを追加する場合、メニュー内の並び順を指定。デフォルトは 0。
  'to_ping'        => // スペースまたは改行で区切った、ピンを打つ予定の URL のリスト。デフォルトは空文字列。
  'pinged'         => // スペースまたは改行で区切った、ピンを打った URL のリスト。デフォルトは空文字列。
  'post_password'  => [ <文字列> ] // 投稿パスワード。デフォルトは空文字列。
  'guid'           => // 普通はこれを指定せず WordPress に任せてください。
  'post_content_filtered' => // 普通はこれを指定せず WordPress に任せてください。
  'post_excerpt'   => [ <文字列> ] // 投稿の抜粋。
  'post_date'      => [ Y-m-d H:i:s ] // 投稿の作成日時。
  'post_date_gmt'  => [ Y-m-d H:i:s ] // 投稿の作成日時(GMT)。
  'comment_status' => [ 'closed' | 'open' ] // 'open' ならコメントを許可。デフォルトはオプション 'default_comment_status' の値、または 'closed'。
  'post_category'  => [ array(<カテゴリー ID>, ...) ] // 投稿カテゴリー。デフォルトは空(カテゴリーなし)。
  'tags_input'     => [ '<tag>, <tag>, ...' | array ] // 投稿タグ。デフォルトは空(タグなし)。
  'tax_input'      => [ array( <タクソノミー> => <array | string>, ...) ] // カスタムタクソノミーとターム。デフォルトは空。
  'page_template'  => [ <文字列> ] // テンプレートファイルの名前、例えば template.php 等。デフォルトは空。
);
参考

関数リファレンス/wp insert post