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ホームページ制作業者を選ぶときのチェックポイント

2021.10.26 2021.11.19 ホームページ制作

ホームページ制作業者はたくさんあるので、どんなところに依頼すればいいか迷ってしまうと思います。

ということで自身が業者である僕が、裏事情なども踏まえてホームページ制作業者を選ぶときのポイントについてご紹介していきたいと思います。

ホームページ制作業者を選ぶときのチェックポイント

ポートフォリオを公開しているか

ホームページ制作業者を選ぶときの最重要ポイント、それがポートフォリオ(制作事例)です。

ポートフォリオを公開していない業者は選ばない、くらいの姿勢で大丈夫です。

僕自身が制作業者なので分かりますが、業者がポートフォリオを公開できない場合、そこにはそれなりの理由があります。

たとえば、以下のようなものです。

  • 自信を持って公開できるような案件がない
  • 権限のあるポジションで案件に携わっていない
  • クライアントワーク(報酬の発生する案件)の経験がない

ポートフォリオは制作業者にとって「顔」のようなものですし、仕事をしていく上でもっとも重要な営業ツールと言ってもいいかもしれません。

お客さんの立場からしたって、どんなものを制作できるのか分からないのに相談しようと思えないですよね?

にもかかわらずポートフォリオを用意していないということは、仕事のクオリティも推して知るべしというわけです。

ヒアリング内容がお客様目線か

業者に問い合わせると要望などをヒアリングされますが、そのときにどんなことを聞かれるかでも良し悪しを判断することができます。

たとえば、以下のようなことを真っ先に聞いてくる業者は要注意です。

  • ページ数
  • 好みの色
  • 参考サイト(デザインのテイスト)

なぜかと言うと、上記はすべてリサーチやサイト設計などの工程を経た上で決まるものだからです。

考えてみれば当然ですが、ホームページの目的を果たすためにどんなコンテンツが必要なのかが分からないのに、ページ数も何もないわけですよね。

また色やデザインも好みで決めるものではなく、事業内容や顧客に持ってもらいたいイメージなどを踏まえて選ぶものです。

いきなりここから話を進めようとする業者は、やっつけ仕事で終わらせようとしているか、マーケティングに弱く見た目だけキレイなデザインのホームページしか作れない可能性が大です。

予算と品質のバランス

どんなことにも言えますが、できるだけ費用を抑えたいと考えるのは当然のことです。

しかしただ安ければいいというわけじゃなく、予算と品質のバランスはしっかり見るようにしましょう。

名刺代わりのホームページに何十万円も掛けるのは無駄ですが、何百万・何千万という売り上げを生むためのホームページを数万円で作ろうというのも無理があります。

ホームページの目的、そしてそのために必要な機能などを整理して、業者の提案内容をしっかり吟味した上で依頼するか判断しましょう。

同業種の制作経験があるか

これは必須ではありませんが、あなたと同業種のホームページを制作した経験があるかもチェックしてみるといいでしょう。

業種ごとに特有の作法というものは、やはりあります。

経験のない業者でもヒアリング内容がしっかりしていれば問題ありませんが、もしポートフォリオなどで過去の同業種の事例が見られるなら、いい判断材料になるはずです。

また「整体院専門」とか「建設業専門」のように、特定の業種に特化している業者もあるので、そういうところを検討してみるのもアリです。

その場合はその業種ではどのような施策が効果的なのかなど、業種特有のノウハウをヒアリング時に聞いてみるいいでしょう。

中にはろくに経験もないのに、差別化のために「○○専門」を謳っているケースもありますので、そういう質問をすることで真偽を判断することもできます。

公開後のことも考えてくれているか

よく言われることですが、ホームページは公開してからがスタートです。

どれだけお金や時間をかけて作ったホームページでも、放置してしまえば成果が出ることはあり得ません。

しかし更新方法が難しかったり、ちょっとした変更にも時間が掛かるようでは、運用し続けるのは難しくなってしまいます。

マニュアルは提供してくれるのか、公開後はどのようなサポートをしてくれるのかなど聞いてみましょう。

フィーリングが合うか

「この業者いいかも」というフィーリング(直感)も、意外と馬鹿にできません。

フィーリングには論理的な根拠がないため、判断材料としては弱いように思われるかもしれません。

しかしこの「いいかも」は、これまでの経験によるデータに照らして「GOサイン」が出ているということ。

もちろんここまでお話したようなポイントもチェックして最終的に判断してほしいですが、フィーリングを全否定する必要もありません。

番外編:避けた方がいい業者を見分けるチェックポイント

番外編として、避けた方がいい業者を見分けるチェックポイントも少し挙げておきたいと思います。

ポートフォリオが身内ばかり

クライアントワークの経験がなく、友人・知人や家族などのホームページを制作してポートフォリオにしているような業者は避けましょう。

身内相手なのでミスをして咎められることもなければ、成果が出なくてクレームがつくこともない仕事では、実績とは呼べません。

「これからの人を応援したい」という気持ちであれば別ですが、そうでなければまともな実績を公開している業者の方が確実です。

「スキル0から3ヶ月でフリーランスに!」みたいな人

副業解禁やプログラミングが流行ったことの影響か、短期間の勉強でフリーランスとして活動しようと考える業者が増えました。

フリーランスは資格も免許も必要ないので、言ってしまえば素人同然のスキルであろうとフリーランスを名乗ることはできてしまいます。

またに「スキル0から3ヶ月でフリーランスに!」みたいなアピールをしている業者がいるのですが、それはその人がすごいのではなく、単に3ヶ月なりの能力でフリーランスを名乗っているだけです。

お金と時間を無駄にしたくないのであれば、ポートフォリオや提案内容で判断しましょう。

まとめ

以上、ホームページ制作業者を選ぶときのチェックポイントでした。

業者選びはポートフォリオにはじまり、ポートフォリオに終わります。

とはいえ守秘義務など避けられない理由でポートフォリオを公開できない業者もあるので、気になるところには見せてもらえるよう問い合わせてみるといいでしょう。