JOURNAL クリエイティブとマーケティングの話

SEOにのめり込み過ぎるのはのは危険かも?検索1位でなくても大丈夫

ブログで集客をはじめると、だんだんとSEOにも詳しくなってきます。

そうすると、「自分が狙っているキーワードで1位になりたい」とあれこれ試してみたくなるものかもしれません。

でも、あまりのめり込みすぎるのも要注意です。

ネット上では効果のあるSEO対策としていろいろなノウハウが紹介されていますが、手あたり次第試してしまうと取り返しのつかないことにもなりまねません。

ホワイトハットSEOとブラックハットSEO

SEOには大きく分けて、ホワイトハットSEOといわれるものとブラックハットSEOといわれるものがあります。

大ざっぱに言うと、ホワイトハットは検索エンジンのガイドラインに則って、コンテンツや内部リンク構造などを最適化することで長期的な視点で行うSEO対策のことです。

対してブラックハットとは、検索エンジンを出し抜くようなやり方、例えばリンクを送るためのサイトやブログを複数用意して、そこから目的のブログなどに自作自演のリンクを送ったり、他人のブログにコメントをし、そこに自分のブログへのリンクを貼ることで評価をあげることを狙ったりするやり方です。

一昔前はブラックハットの手法で短期的に検索エンジンの評価を上げる(検索結果上位に表示される)ことが可能だったため、SEO専門の会社などでよく行われる施策でした。

しかし現在では、ブラックハットSEOはペナルティを食らうリスクが非常に高く、極端なことをすると検索結果から飛ばされてしまうおそれがあります。

もちろん、ユーザーに情報を提供するために必要であれば、手持ちのサイト同士でリンクを送り合うことも問題はないでしょうが、あまりに不自然だとペナルティの対象になるでしょう。

たとえダメだと知らずにやってしまったとしても、検索エンジンにとっては関係ありませんので、問答無用でペナルティになります。

たまに「SEO会社に何十万も払って依頼したのにペナルティを食らった!」と怒っている人がいますが、結局はろくに調べもせずに依頼してしまった自分の責任です。

もちろん無責任なSEO会社にも非はありますが、たとえそうだとしても色気を出して人任せにしてしまった自分が悪いのです。

そしてそのせいで、検索結果にまったく表示されなくなるなど、取り返しのつかないツケを払うことになるのです。

検索1位が目的なのか?集客が目的なのか?

SEOに夢中になりすぎると、ブログをやっている目的を見失いがちになってしまいます。

ブログをやる目的は検索結果で1位になることでしょうか? それとも集客でしょうか?

勘違いしてはいけないのは、検索結果で1位になるから収益が発生するのではなく、集客ができるから収益が発生するということです。

たとえ1位になったとしても、そのキーワードとブログで扱っている商品・サービスとが何の関連もなければ意味はありません。

また、「○○というキーワードで1位になった!」と聞くとすごいように感じますが、そもそもそのキーワードが需要の低いものであれば意味はありませんし、ライバルがいない(=需要がないから誰も狙わない)から1位になっているのかもしれません。

集客につながっていなければ検索1位になっても意味はなく、最優先で取り組むべきものではないのです。

月間10万PVのブログでも検索結果1位は数ページ程度

僕の運営しているブログを例に出すと、現在月間10万PV以上あるブログでも、検索結果で1位になっているのは数ページ(2~3ページ)程度です。

それでも、ブログ全体で見れば月間10万PVにはなっています。

ブログは通常のウェブサイトと違い、ページ(記事)を増やすことが容易にできることが大きなメリットです。

このメリットを活かしていろいろなキーワードで記事を書くことで、小さなPVを積み上げて大きくさせていくことができるわけです。

そもそもキーワードを狙って百発百中は不可能に近く、そしてそこに労力を割くメリットはほとんどありません。

ひとつのキーワードに執着するくらいなら、一つでも多く記事を増やした方が集客という目的に照らせば建設的です。

一点突破ではなく面で攻めることで、SEOの専門家でなくともブログ集客はできます。

むしろ、一つのキーワードに依存しないことで、安定した集客力を手に入れることができるわけです。