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Googleアナリティクスとサーチコンソールの設定と連携方法を解説

2020.10.04 2022.01.24 Webマーケティング

GoogleアナリティクスとサーチコンソールはWebサイトの分析に欠かせないツールですが、慣れていないと設定などちょっと難しく感じるかもしれません。

このページではGoogleアナリティクスとサーチコンソールの設定と、これら2つのツールの連携方法についてご案内していきます。

Googleアナリティクス/サーチコンソールとは?

すでに知っているかもしれませんが、念のためGoogleアナリティクスとサーチコンソールとはどんなツールなのかについて、ごく簡単に整理しておきましょう。

GoogleアナリティクスとはGoogleが提供しているアクセス解析ツールで、Googleアカウントがあれば無料で利用することができます。

どれくらいのユーザーが訪れているのか、どんなページがよく見られているのかなどの情報が情報が分かります。

サーチコンソールもGoogleが提供しているSEO解析ツールで、こちらも無料で使えます。

どんなキーワードでユーザーが訪れているのか、エラーなどは起きていないかなどの情報が分かります。

若干語弊があるかもしれませんが、ザックリ言うとGoogleアナリティクスはWebサイトがユーザーからどう見られているか、サーチコンソールは検索エンジンからどう見られているかをチェックするためのツール、というイメージです。

Googleアナリティクスの設定方法

それでは、Googleアナリティクスの設定方法からご案内していきます。

なお利用にはGoogleアカウントが必要になりますので、事前に取得しておきましょう。

Googleアナリティクスの登録

Googleアカウントにログインした状態でGoogleアナリティクスにはじめてアクセスすると、以下のようなページが表示されます。

「無料で利用する」をクリックし、次のページで「測定を開始」をクリックします。

Googleアナリティクス
Googleアナリティクス

新規アカウントを作成します。

Googleアナリティクスの新規アカウント作成

まず「アカウント名」を入力しましょう。

あとから変更できるので、とりあえず会社やお店、自分の名前などにしておけばいいでしょう。

「アカウントのデータ共有設定」はアナリティクスのデータをGoogleの他のサービスと共有するかの設定です。

広告が最適化されたり、Googleからのサポートを受けることができるなどメリットが大きいので、すべてチェックを入れておくことをおすすめします。

「次へ」をクリックします。

測定の対象を指定しましょう。

Googleアナリティクスの測定の対象

Webサイトの場合は「ウェブ」を選択すれば大丈夫です。

「次へ」をクリックします。

プロパティの設定を行います。

Googleアナリティクスのプロパティ設定

「ウェブサイトの名前」にアナリティクスを設置したいサイトの名前を入力し、「ウェブサイトのURL」にサイトのURLを入力します。

常時SSL化している場合は「https://」を選択するのを忘れないでください。

またURL末尾の「/(スラッシュ)」は不要です。

「業種」はアナリティクスを設置するサイトの業種として最適なものを選択してください。

「レポートのタイムゾーン」は、「日本」を選択すれば大丈夫です。

もし海外向けのサイトであれば、ターゲットとしている国を選択してください。

すべて入力できたら「作成」をクリックします。

「Googleアナリティクス利用規約」が表示されるので、すべてチェックを入れて一番下にある「同意する」をクリックします。

Googleアナリティクス利用規約

これでGoogleアナリティクスのアカウント作成とプロパティの設定は完了です。

最後にGoogleアナリティクスからのメール配信設定について尋ねられるので、配信を希望するものがあればチェックを入れておきましょう。

トラッキングコードを設置する

トラッキングコードが表示されます。

下の画像の赤くなっている部分をすべてコピーしておきましょう。

Googleアナリティクスのトラッキングコード

コピーできたらアナリティクスを設置したいサイトのHTMLソースを開き、すべてのページの<head>タグの直後にトラッキングコードを貼り付けます。

WordPressサイトの場合は、管理画面の「外観」→「テーマエディター」へと進み、テーマヘッダー(header.php)を開いてみてください。

多くのテーマでは、そこにがあるはずです。

トラッキングコードの設置ができたら、正常にデータを収集できているか確認しておきましょう。

Googleアナリティクスのホーム画面左下にある「管理」をクリックします。

左からアカウント、プロパティ、ビューと並んでいますので、中央のプロパティにある「トラッキング情報」→「トラッキングコード」と進みます。

Googleアナリティクスのトラッキング情報を確認する

ステータスのところに「過去48時間にトラフィックデータを受信しています。」と表示されていれば、正常にデータを収集できています。

過去48時間にトラフィックデータを受信しています。

もし「過去48時間に受信したデータがありません」と表示されている場合は、「テストトラフィックを送信」をクリックしてみてください。

テストトラフィックを送信

別ウィンドウでプロパティに設定したURLが開かれますので、それを確認したら「テストトラフィックを送信」ボタンの上にある「リアルタイムのトラフィックレポート」というリンクをクリックします。

リアルタイムのトラフィックレポート

リアルタイムレポートの「上位の参照元」に「analytics_test」、「上位のアクティブページ」に「/(プロパティで設定したサイトのトップページ)」と表示されていれば大丈夫です。

Googleアナリティクスのリアルタイムレポート

なおブラウザに自分のアクセスを除外する「Google Analytics オプトアウト アドオン」などのアドオンがインストールされている場合、テストトラフィックの送信がうまくいきません。

その場合は、アドオンを一時的に無効にして試してみてください。

サーチコンソールの設定方法

続いて、サーチコンソールの設定をしていきましょう。

「今すぐ開始」をクリックします。

サーチコンソール

「プロパティタイプの選択」画面に入ります。

サーチコンソールのプロパティタイプ選択

サーチコンソールのプロパティ設定には、以下の二通りの方法があります。

  • ドメイン
  • URLプレフィックス

ドメインでは、サブドメインを含めたすべてのURLをまとめて設定できます。

URLプレフィックスではここで入力したURLのみ有効なので、たとえば「www」の有無などもそれぞれ設定する必要があります。

なお後述するGoogleアナリティクスとサーチコンソールを連携を行う場合には、ドメインでプロパティ設定をするとうまくいかないことがあります。

そのため連携させたい場合は、URLプレフィックスで設定することをおすすめします。

ドメインでのプロパティ設定方法

「ドメイン」の入力欄に、設定したいサイトのドメインを入力して「続行」をクリックします。

サーチコンソールのドメインでのプロパティ設定

「DNSレコードでのドメイン所有権の確認」が表示されますので、TXTレコードをコピーしましょう。

DNSレコードでのドメイン所有権の確認

このTXTレコードをサーバーのDNSレコードに設定することで、ドメインの所有権を確認できます。

ここでは例としてエックスサーバーでの手順をご紹介します。

エックスサーバーの管理画面からDNSレコード設定に入ります。

エックスサーバーのDNSレコード設定

「DNSレコード設定」の「DNSレコード追加」にて、以下のように入力して「確認画面へ進む」をクリックします。

DNSレコード追加

ホスト名 空欄で大丈夫です。
種別 TXT
内容 先ほどコピーしたTXTレコードを貼り付けます。
優先度 「0」のままで大丈夫です。

内容を確認し、「追加する」をクリックします。

DNSレコード追加

以上でDNSレコードの設定が完了しました。

DNSレコード追加完了

再度サーチコンソールに戻り、「確認」をクリックします。

DNSレコードでのドメイン所有権の確認

「所有権を証明しました」を表示されれば設定完了です。

所有権を証明しました

URLプレフィックスでのプロパティ設定方法

続いてURLプレフィックスでのプロパティ設定方法です。

「URLプレフィックス」の入力欄に、設定したいサイトのURLを入力して「続行」をクリックします。

サーチコンソールのURLプレフィックスでのプロパティ設定

所有権の確認方法はいくつかありますが、ここではHTMLソースにメタタグを追加する方法で進めていきます。

「その他の確認方法」にある「HTMLタグ」を開き、記載されているメタタグをコピーしておきます。

サーチコンソールでの所有権の確認

サイトのHTMLソースを開き、すべてのページの</head>タグの直前に先ほどコピーしたメタタグを貼り付けます。

WordPressサイトの場合は、管理画面の「外観」→「テーマエディター」へと進み、テーマヘッダー(header.php)を開いてみてください。

多くのテーマでは、そこにがあるはずです。

再度サーチコンソールに戻り、「確認」をクリックします。

「所有権を証明しました」と表示されれば設定完了です。

Googleアナリティクスとサーチコンソールの連携方法

Googleアナリティクスとサーチコンソールは、連携させることができます。

もちろん別々に利用することもできるのですが、連携させることでGoogleアナリティクスの画面でサーチコンソールのデータを確認することができるので便利です。

連携させるには、Googleアナリティクスの画面にて「集客」→「Search Console」→「検索クエリ」と進みます。

Googleアナリティクスとサーチコンソールの連携

「Search Consoleのデータ共有を設定」をクリックします。

Search Consoleのデータ共有を設定

「Search Consoleの設定」という画面になるので、「追加」をクリックします。

Search Consoleの設定

「GoogleアナリティクスでSearch Consoleのデータを使用する」という画面になるので、連携したいドメインを選択して「保存」をクリックします。

GoogleアナリティクスでSearch Consoleのデータを使用する

「関連付けの追加」というボックスが表示されますので、「OK」をクリックします。

関連付けの追加

「Search Consoleの設定」画面に戻るので、「完了」をクリックします。

Search Consoleの設定完了

最後に「保存」をクリックすれば設定完了です。

Search Console設定の保存

なおサーチコンソールのプロパティ設定をドメインで行っている場合、「GoogleアナリティクスでSearch Consoleのデータを使用する」画面に連携したいドメインがうまく表示されない場合があります。

その際はプロパティ設定をURLプレフィックスでやり直し、再度連携を試してみてください。

まとめ

以上、Googleアナリティクスとサーチコンソールの設定と連携方法についてご案内しました。

サイトを運用する上で、データを収集・分析し、改善していくことは不可欠です。

そのためサイトを公開したら、すぐにこれらの設定をしておくようにしましょう。