Touch the GOND 公式サイト

CLIENT
Touch the GOND
CATEGORY
WEB
ROLES
  • Direction
  • Research
  • Planning
  • Wireframe
  • UI/UX Design
  • Front-End Dev
  • WordPress
LAUNCH
2021.05
URL
https://gondart-india.com/

OverView

インドの民族画「ゴンド・アート」の原画展やイベントを開催されているTouch the GOND様より、公式サイトのリニューアルをご依頼いただきました。

ご依頼の背景・目的

サイトの最大の目的は、ゴンド・アートの認知を広げること、そしてTouch the GONDを通じて作品と作家を支援することです。

一般的に作品はディーラーを介して販売されることが多く、仲介手数料によって作家の利益が少なくなってしまうという課題がありました。
そのため、作家と鑑賞者をつなぐ情報発信の拠点としてWebサイトを活用したいというご要望でした。

既存サイトは約7年前に制作されたもので、コンテンツの増加に伴い情報が整理しきれなくなっていたため、サイト構成を見直した上で全面的にリニューアル。
また、将来的な海外展開を見据えた設計や、ゴンド・アートの塗り絵データを配布する機能の追加もご相談いただきました。

ご提案・施策のポイント

まず既存サイトを調査したところ、WordPress本体やプラグインの更新通知が停止されており、セキュリティ面に不安がある状態でした。
また、多数のプラグインを組み合わせて機能を実現していたため、将来的な仕様変更や開発終了によってサイトが正常に動作しなくなるリスクも抱えていました。

そこで、必要な機能はできる限りテーマ側へ実装し、プラグインは最小限に抑える方針をご提案しました。
これにより、保守性とセキュリティを高めるとともに、運用コストの削減も実現しています。

サイト設計では、作品を並べるだけではなく、ゴンド・アートの歴史や文化的背景、そして厳しい環境の中でも伝統を守り続ける作家たちの想いを伝えることを重視しました。
作品ページと作家紹介ページを連携させ、作品だけでなく「誰が、どのような背景で描いているのか」まで自然に伝わる構成としています。

また、アート作品は実際に質感や色彩を見て購入を決めるケースが多いため、Webサイトは認知と信頼形成の入口として位置付けました。
当初はEC機能の導入も検討されていましたが、メンテナンスや運用負荷、導入コストを考慮し、オンラインで完結する販売ではなく、原画展やイベントへの来場につながる導線を設計。問い合わせを通じて購入相談ができる仕組みを採用しています。

少人数で運営されている団体だからこそ、限られたリソースをオンライン販売の管理ではなく、認知拡大とオフラインでの体験価値向上へ投資できる設計を目指しました。

設計・制作のプロセス

制作では、まず要件定義と現状分析を行い、仕様変更によって既存コンテンツへどのような影響が生じるかを整理しました。

その後、機能設計を優先するのではなく、どのような情報を届けるべきかというコンテンツ設計を中心に検討を進めています。
Webサイトは機能ではなくコンテンツが主役であるため、掲載する情報や導線を固めた上で必要な機能を設計する進め方を採用しました。

さらに、国内外の画家・ギャラリー・NPO・NGOなど数十件のWebサイトをリサーチし、掲載されている情報やコンテンツ構成を分析。
その中から本サイトの目的に合った要素を抽出し、認知から問い合わせまで自然につながる情報設計を行いました。

公開後の展望

現在は、SNSや原画展・イベントを通じてTouch the GONDを知った方が、ゴンド・アートや作家について理解を深める場としてWebサイトが機能しています。

また、WordPress本体やプラグインを適切に更新できる環境を整えたことで、セキュリティ面の不安も大きく改善しました。
既存サイトの仕様を引き継ぐ必要があったため、すべてを理想どおりに刷新できたわけではありませんが、限られた条件の中で保守性と運用性を大きく向上させています。

今後は、展示会のお知らせだけでなく、ゴンド・アートの文化や歴史、作家紹介など検索ニーズを意識したコンテンツを継続的に発信することで、SEOによる認知拡大も期待できます。

クライアントの運営体制に合わせながら、オンライン・オフラインの双方で活動を支えられるサイトへ育てていきたいと考えています。

Credit

ディレクション
  • 柴田竹思(Bamboo Works)
企画・設計・編集
  • 柴田竹思(Bamboo Works)
UI/UXデザイン
  • 柴田竹思(Bamboo Works)
実装・構築
  • 柴田竹思(Bamboo Works)