JOURNAL クリエイティブとマーケティングの話

さくらインターネットでURLのwww有無を統一する方法

さくらインターネットで、URLのwww有りからwww無しへリダイレクトさせる方法のメモ。

さくらインターネットでは、ドメインにさくらインターネットのネームサーバーを設定していれば、あとはコントロールパネルで簡単にwwwの転送設定ができます。

しかし他のネームサーバーを設定している場合には、ドメイン側でDNSレコードの設定が必要になります。

今回の要件をまとめると以下の通り。

  • サーバーはさくらインターネット、ドメインはお名前.comで取得済み
  • ネームサーバーはお名前.comのものを使う
  • www有りのURLでアクセスされたときにwww無しのURLにリダイレクトさせる
  • サブドメインで運用しているサイトもあるので、そちらもwww転送処理する

それでは、手順をご紹介していきます。

さくらインターネットでURLのwww有無を統一する方法

ドメインのネームサーバー設定を確認する

お名前.comのネームサーバー

まずはじめに、ドメインのネームサーバー設定がどうなっているか確認します。

お名前.comの場合は、コントロールパネル(お名前.com Navi)の「ネームサーバー設定」で確認できます。

ここでさくらのネームサーバーが設定されていれば、ドメインのDNSレコード設定は必要ありません。

さくらインターネットのネームサーバーは以下の通り。

ネームサーバー1ns1.dns.ne.jp
ネームサーバー2ns2.dns.ne.jp

さくらインターネットのコントロールパネルにある「ドメイン/SSL」→「www.転送設定」という箇所でwww有無どちらに転送するか選択するだけで大丈夫です。

今回のケースではお名前.comのネームサーバーを使っていたため、設定は以下のようになっていました。

ネームサーバー101.dnsv.jp
ネームサーバー202.dnsv.jp
ネームサーバー303.dnsv.jp
ネームサーバー404.dnsv.jp

サーバーのIPアドレスを確認する

さくらインターネットのIPアドレス確認

ドメイン側でDNSレコードを設定する際に必要になるので、サーバーのIPアドレスを確認しておきます。

さくらインターネットの場合は、コントロールパネルの「サーバ情報」で確認できます。

「IPv4」と「IPv6」の2つがありますが、「IPv4」の方をメモしておいてください。

DNSレコードを設定する

DNSレコードを設定する

さくらインターネット以外のネームサーバーを使用する場合、www有りのURLでアクセスするためのDNSレコードを設定する必要があります。

お名前.comの場合は、「DNS設定/転送設定」にて設定することができます。

お名前.comのコントロールパネルは若干分かりづらいのですが、「DNS設定/転送設定」のドメイン一覧から設定したいものを選択して「次へ」をクリックします。

さくらインターネットのDNS設定/転送設定

次に、「DNS設定」のところにある「DNSレコード設定を利用する」の「設定する」をクリックします。

さくらインターネットのDNS設定

「DNSレコード設定」の「入力」という箇所にDNSレコードの入力欄があるので、以下のように入力します。

ホスト名www
TYPEA
TTL3600
VALUEサーバーのIPアドレス(IPv4)
状態有効

入力できたら「追加」をクリックします。

「DNSレコード設定」ページの「登録済み」のところに入力した内容が追加されていれば大丈夫です。

さくらインターネットのDNS設定

また、サブドメインを使用する場合は、同じようにDNSレコードを設定する必要があります。

たとえば「sub.example.com」というサブドメインを使用するなら、以下のように設定します。

ホスト名sub
TYPEA
TTL3600
VALUEサーバーのIPアドレス(IPv4)
状態有効

さらにサブドメインでもwwwの転送設定をしたい場合は、「www.sub.example.com」のDNSレコードも設定しておきます。

ホスト名www.sub
TYPEA
TTL3600
VALUEサーバーのIPアドレス(IPv4)
状態有効

設定が済んだら、「確認画面へ進む」をクリックして完了してください。

なお「確認画面へ進む」ボタンの上に「DNSレコード設定用ネームサーバー変更確認」という箇所があります。

DNSレコード設定用ネームサーバー変更確認

ここはすでにお名前.comのネームサーバーを設定済みの場合は特にチェックする必要はありません。

お名前.comで設定したDNSレコードを使用するためにはお名前.comのネームサーバーを使用する必要があるため、「他のネームサーバーを設定している場合は変更しますよ」という確認のためにチェックを求めているものです。

www有りからwww無しへの転送設定を行う

お名前.comでDNSレコードの設定ができたら、次はさくらインターネットでドメインのwww転送設定を行います。

コントロールパネルの「ドメイン/SSL」にて設定したいドメインの「設定」をクリックします。

さくらインターネットのドメイン設定

「ドメイン利用設定」にある「www.が付与されたサブドメインも利用する」にチェックを入れます。

次に「www.転送設定」という箇所で、転送したい方を選択します。

今回はwww有りからwww無しに転送させたいので、wwwがついていない方を選択します。

さくらインターネットのドメインwww転送設定

最後に「保存する」をクリックすれば、設定完了です。

まとめ

以上、さくらインターネットでURLのwww有無を統一する方法でした。

ドメインの設定を変更した場合、反映されるまでに数時間~数日かかることがあります。

設定がうまくいかなかったら、少し時間を置いてから再度確認してみてください。

なおさくらインターネットのヘルプは情報が古くなっているケースが多く、当てにならない印象です。

どうしても手順が不明確な場合は、直接サポートに問い合わせた方が早いかもしれません。