htmlで構築した通常のWebページでWordPressのタグを使用する方法です。
すでに運営が開始されているhtmlで構築されたホームページにWordPressでブログを増設するときなどに便利です。
ホームページ全体をWordPressに置き換えるのであれば必要のない方法ですが、納期に余裕がなかったり、現在あるページのURLを変えたくない場合などは、従来のページを残しつつブログの部分だけWordPressで動かすことになります。
そういった場合に、ブログ更新情報をhtmlで作成したページに一覧表示する必要が出てきます。
RSSを取得して表示しても同じ結果になるのですが、やり方のひとつとして覚えておきたいところです。
htmlファイルをphpファイルにする
トップページ(index.html)にブログの更新情報を表示する場合を想定して進めていきます。
まず、index.htmlの拡張子.htmlを.phpに書き換え、htmlファイルをphpファイルに変換します。
wp-load.phpを読み込む
その後、DOCTYPE宣言の直上に下記のようにコードを追加します。
- PHP
<?php require_once('./wp/wp-load.php'); ?>
WordPressのファイル内にある「wp-load.php」というファイルを読み込みます。
パスはあなたのディレクトリ構成に合わせて書き換えてみてください。
WordPressのソースを追加する
WordPressの記事一覧などを取得するためのソースを、表示させたい箇所に追加します。
- PHP
<?php require_once('./wp/wp-load.php'); ?> <!DOCTYPE html> <html> <head> <meta charset="utf-8"> <title>ブログ記事一覧表示</title> </head> <body> <ul> <?php $posts = get_posts('numberposts=10&category=3'); global $post; ?> <?php if($posts): foreach($posts as $post): setup_postdata($post); ?> <li><a href="<?php the_permalink();?>"> <?php the_title(); ?> </a></li> <?php endforeach; endif; ?> </ul> </body> </html>
僕の場合、特に理由がない限り全体をWordPressで構築してしまうのであんまり使いどころないんじゃないかと思っていたんですが、最近立て続けに同様の案件が続いたので備忘録として。