せっかく気持ちを込めてホームページを作ったのに、うまいこと集客できなければガッカリですよね。
でも、集客がうまくいっているホームページって実はあまり多くはありません。
その原因はさまざまですが、予算の関係でリサーチが不十分だったり、注力するポイントがズレていたりというケースが多いように思います。
いずれにしても、その原因を把握して改善していくことが、集客を成功させるための唯一の解決法です。
今回は、ホームページで集客できないときに確認したいチェックポイントについてお伝えしていきます。
誰に向けたホームページなのかハッキリしているか?
駅前で不特定多数に向けて叫んでも、あまり振り向いてもらえません。
でも「ちょっといいですか」と一人に向かって声を掛ければ、振り向いてくれる確率は上がります。
つまり声を掛けられた相手が「自分に話しかけられてる」と分からないと、なかなか立ち止まってはくれないわけです。
ホームページもこれと同じで、誰に向けた内容なのかがハッキリしていないと、ユーザーの誰も自分事として受け取ってはくれません。
ホームページで取り扱っている商品・サービスがメリットを提供できるのはどんな人なのか、そしてその人が商品・サービスに出会い、購入し、実際に利用してみる中で、どんな不安や疑問を感じるのか。
そういう部分をリサーチしたりイメージしたりしながら、コンテンツを作っていくことが大切です。
自分の主張・考えばかりの発信になっていないか?
積極的に情報発信しているのに反応がイマイチ取れないという場合、自分の主張や考えなど、「言いたいこと」ばかり発信してしまっているのかもしれません。
ホームページでの情報発信は、必ず伝えたい相手を明確にすることが大切とお話ししました。
それは同時に、相手にとって役に立つ情報を発信していくのが重要であることを意味しています。
せっかく一人に向かって話しかけても、その人にとってまったくメリットのない話であれば聞くだけ無駄を思われてしまいますよね。
ですので、相手の問題を解決できるような情報を提供して、あなたのことを「メリットを提供してくれる人」と認識してもらう必要があります。
ホームページを公開して満足していないか?
自分で作るにしても業者に依頼するにしても、ホームページを作るって結構大変です。
そのため公開するまでに疲れてしまって、更新が滞ってしまうというケースがあります。
ものすごくお金を掛けて作ってそうなキレイなホームページが、「公開しました」というお知らせ以降止まっているというのはよく目にしますよね。
どれだけ頑張って作ったホームページでも、更新をしなければ集客できることはありません。
よく言われることですが、ホームページは公開して終わりではなく、公開がスタートです。
そのため、公開までを全力で走り切るという考え方よりも、まずは最低限で公開してしまい、それからコンテンツを追加していくという選択もアリです。
運用方針が明確になっているか?
一言で「集客」と言っても、その方法はいろいろあります。
有料の方法としてWeb広告がありますが、Web広告にもGoogle広告などの検索連動型広告、FacebookなどのSNS広告などいろんな種類があります。
その中から見込み客がどんなサービスを利用しているのかをリサーチし、より接触回数の多くなるものを選択することが大切です。
また無料の施策なら、SEO対策とSNS運用などが一般的な方法と言えます。
お金が掛からないため気軽に始めることができますが、先にも言った「誰に向けて…」というのが明確になっていないと成果を出すのは難しくなってしまいます。
たとえ施策がうまくいっても、あなたの商品・サービスに興味のない人ばかり集めてしまっては意味がないですよね?
そのため、面倒なようでも事前にしっかりリサーチし、どんな方法で、どんな人を集めるのかという方針を明確にしておくことが大切です。
「書きっ放し」で終わっていないか?
試験勉強では予習と復習が大事と言いますが、Web集客でもそれは同じです。
つまり、リサーチと効果測定は必ずやるようにしましょう。
リサーチというのはどんな人に向けてコンテンツを作るか、そしてコンテンツを見てもらうためにSEOでどんなキーワードを狙うかなどを調査検討していくことです。
そして効果測定とは、リサーチに基づいて行った施策がどのような効果をもたらしたかを確認していくことです。
リサーチは何となくでもやる人は多いですが、効果測定までできている人は意外と少ないです。
しかし効果測定をしない限りは、具体的な改善策が見つからないため集客がうまくいくことはありません。
何事もそうですが、はじめに立てた予測がバッチリ当たるということはあまりないため、「やってみた結果」を観察してみることがとても大切になってきます。
そうして効果のあった施策により注力するのか、それとも課題のある部分を補強するのかなどを検討していくわけです。
まとめ
以上、ホームページで集客できないときに確認したい5つのチェックポイントでした。
無理からぬことではありますが、多くのホームページでは「運営者の言いたいこと」が先に立ってしまっています。
でも相手の気持ちを無視して言いたいことばかり言う人に対して、信頼したり好感を持ってくれる人はいません。
Web集客でもっとも大切なのは、いかにユーザーの立場になってその人の気持ちを想像できるかです。
その視点で、改めてあなたのホームページを見直してみましょう。